マイクロニードルの歴史と進化

マイクロニードルとは

マイクロニードル技術はいつから始まったのでしょうか?

ダーマフィラー、ヒアロディ―プパッチというヒアルロン酸シートパッチなどに搭載されているマイクロニードル技術はいつから始まったのか、その歴史的な背景やどのように進化してきたのかについて説明しています。

マイクロニードルの歴史について

ここではマイクロニードルはいつから始まり、どのように進化してきたのかをわかりやすく簡単に説明しています。

マイクロニードル技術が最初に登場したのは欧米です。1976年にそのアイデアが報告された記録が残っています。欧米では医療分野で進化してきたマイクロニードル技術ですが、最初の段階ではまだ費用対効果と技術面がまったく伴わず製造さえできずアイデアの段階でストップしていました。

開発が現実化したのは1990年代に入ってからということなのでまだ最近のことですね。

開発当初は中空マイクロニードル

開発当初のマイクロニードルも最初の段階では注射器のようなものでした。金属でできた細いニードルの中心に微小な空洞を開けそこからシリンジなどを使って有効成分を皮下に注入する中空マイクロニードルでした。

ソリッドマイクロニードル

当時の素材は金属やシリコンでできており、まるで針山のような形のものを直接皮膚に刺し、そこでできた穴を介して有効成分を皮膚の内部に届けるという原始的なシステムでした。

このように原子的なマイクロニードルでも何もしていない肌にとっては薬剤を塗る以上に浸透度が高まることが期待できましたが、投与量や貼る時間の設定が困難というデメリットもありました。

コーティングマイクロニードル

ソリッドマイクロニードルのデメリットを無くしたのがコーティングマイクロニードルです。これは針の表面に有効成分や薬剤をコーティングし皮膚に刺すことで内部に薬剤を届ける、というシステムです。このときに使用する薬剤は液体ではなく乾燥したものを使うので他の方法よりも保管は簡単で衛生的にも安全になりました。

生のワクチンは今のところ使えないのがデメリットで現在、開発中。

溶解型マイクロニードル

ソリッドマイクロニードルやコーティングマイクロニードルはシリコンや金属の針を使うのが一般的です。もし皮膚の中で針が折れてしまったら・・・・大変。そうです金属やシリコンの針は皮膚の内部で折れる可能性がゼロではありません。そんなデメリットを払拭したのが金属やシリコンを全く使わない最新のマイクロニードルル技術が溶解型マイクロニードルです。

近代になって、ますます研究が進み開発されたのがヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などを針状に形成した溶解型マイクロニードル。世界初の技術で特許も持っているなど素晴らしいものです。

溶解型マイクロニードルは針そのものすべてが有効成分や薬剤で出来ています。万が一、皮膚の内部で折れたとしても中で溶けて自然に吸収されるという仕組みですから、さらに安全性が高まりました。

この溶解型マイクロニードルを開発したのは日本の博士、神山文男さんが率いる京都薬科大学発の研究チームです。

実験段階や臨床試験でも溶解型のマイクロニードルの針は根元まで確実に溶けることが確認されています。しかも針の長さは角質層に確実に到達してることも確認されています。さらに針の長さを長くすれば表皮や真皮層への到達も可能だとか。

開発当時は乳幼児のワクチン接種、糖尿病のインシュリン摂取などに採用されてましたが、最近になって美容関係に利用されるなど幅広く発展してきました。神山博士は2001年にコスメディ製薬を設立。今では研究開発をしながら代表取締役として活躍中です。

コスメディ製薬からも貼るヒアルロン酸シートが発売中です。

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